こんにちは。キャサリンです☆
今年は台風1号、2号が発生する時期が遅かったですが、2号は最も勢力の強い「猛烈な台風」まで発達しました。
この季節の台風が日本列島に大きな影響と被害をもたらすのは珍しいですよね。。。
5月の台風が沖縄に接近したのは、2015年以来のことだそうです。
台風の季節の訪れを感じます。
被害を最小限にとどめるためにも、いち早く情報を得ておきましょう。
台風3号「グチョル」と台風4号「タリム」のたまごが発生しているかどうか、気象庁・アメリカ海軍・ヨーロッパの台風情報を見ていきます！
※台風3号「グチョル」は、2023年6月6日21時頃フィリピンの東の海上で発生し、6月13日午前3時頃、伊豆諸島の南の海上で温帯低気圧に変わりました。
また、2023年7月15日午後3時頃、南シナ海で発生した台風4号「タリム」は、18日21時頃、ベトナム付近に上陸した後、熱帯低気圧に変わり消滅しました。
※7月21日に発生した台風5号についての情報はこちらの記事をご確認ください↓↓
2023年台風5号6号のたまご進路予想！米軍JTWC・ヨーロッパ・気象庁の最新情報
目次
2023年台風3号4号のたまご最新情報と進路予想（気象庁）
まずはお馴染み日本の気象庁による台風情報から見ていきましょう。
2023年7月15日午後3時頃、南シナ海で台風4号「タリム」が発生しました。
18日21時頃、ベトナム付近に上陸した後、熱帯低気圧に変わり消滅しました。
2023年6月6日21時頃、フィリピンの東の海上で台風3号「グチョル」が発生しました。
一時は「強い台風」まで発達しましたが、6月13日午前3時頃、伊豆諸島の南の海上で温帯低気圧に変わり消滅しました。
気象衛星ひまわりからみた雲の様子はこちらです。
2023年7月18日18時00分現在、日本列島の一部に薄い雲がかかっていますね。
ベトナム付近にある渦巻いた雲、こちらが台風4号「タリム」と見られます。
中心付近に「台風の目」は確認できず、薄くなっているのが分かります。
気象庁発表の天気図も見てみます。
7月18日15時現在、大陸側から東北地方を通って停滞前線（梅雨前線）が伸びています。
周辺には3つの高気圧があります。
また、フィリピン付近にあった台風4号は、西に進み枠の外に出てしまいました。
各地の警報・注意報情報も見てみます。
黄色い部分は注意報が出ている地域、赤い部分は警報が、紫色は特別警報が出ている地域です。
7月18日18時4分現在、秋田県と岩手県に土砂災害特別警報が、岩手県、秋田県に大雨・洪水警報が、その他地域に暴風・波浪・濃霧などの注意報が出ています。
ご自身の地域を確認してみてください。
2023年台風3号4号のたまご最新情報と進路予想（アメリカ海軍JTWC）
次に、情報が早いと言われる、米軍のJTWC（JOINT TYPHOON WARNING CENTER/合同台風警報センター）発表の台風情報を見てみます。
2023年7月18日午後3時現在、ベトナム付近に「TS 04W "TALIM"」という赤い→が発生しています。
これは「台風4号 タリム」を表します。
「TD」は熱帯低気圧を、「TS」は台風、「TY」は強い台風を表します。
台風4号の予想進路を見てみましょう。
フィリピンの西の海上で台風となり、一時は暴風域もできましたが、ベトナム付近に上陸して消滅する見込みとなっています。
また、フィリピンの東の海上に「98W」というオレンジ色の円があります。
これは「24時間以上後に熱帯低気圧になる可能性がある部分」となっています。
発達すれば台風5号のたまごとなる可能性があります。
引き続きチェックしていきます。
JTWCの記号について、詳しい見方はこちらの記事を参照ください↓↓
米軍JTWC台風進路予想図の見方・時差は何時間？STY/TY/TC/TS/TD/RMNTS記号の意味とは
2023年台風3号4号のたまご最新情報と進路予想（ヨーロッパ Windy.com）
次に、ヨーロッパはチェコの企業が提供しているリアルタイム気象情報 Windy.com のデータを見てみましょう。
Windy.comでは、風の向き・強さだけでなく、気温や雲の動き、エアロゾルなど様々なデータを見ることができます。
まずは風の向き、強さを見てみましょう。
2023年7月17日午前2時現在、北海道付近に2つ低気圧（L）があり、これらの影響を受けている地域があります。
また、東シナ海にある低気圧（L）が発達しています。これが、台風4号となっています。
JTWCの予想と同じく、西に進んでいき、ベトナム付近で上陸して消滅する予想進路となっています。
更に、20日前後から別の低気圧がフィリピン付近で発達しそうです。こちらも台風のたまごとなる可能性があります。
次に、雨の様子を見てみましょう。
7月17日午前2時現在、北海道と東北地方、沖縄で雨が降っています。
その後断続的に東北地方では激しい雨が降り、19日ごろから別の低気圧（L）が伸びてきて、全国的に雷を伴ったかなり激しい雨を降らせそうです。
降り続く雨による土砂災害などに注意が必要です。
また、台風の発生に関係があると言われている、海水温も見てみます。
台風が発生しやすいといわれる30℃前後の海水温が沖縄付近まで北上してきています。
台風1号、2号、3号ともにこのオレンジ色の部分で発生しています。台風4号もこの部分で発生しましたね。
台風が発生しやすい状態であると言えます。
2023年台風3号4号の各国の進路予想は？
7つの国と地域による台風の進路予想が、Integrated Multi-Agency Tropical Cyclone Forecast というサイトで確認できます。
2023年6月13日の予想を最後に、台風3号グチョルの予想進路発表は終了しています。
7月14日現在、台風4号の進路予想は以下の通りです。
どの予想進路も同様に、西に向かっていくことを示しています。
引き続き注意して見ていきましょう。
2023年台風3号4号についてリアルタイムな話題は？
台風3号「グチョル」、台風4号「タリム」について、ネット上の皆さんが発信しているかを見てみましょう。
台風3号については こちら
台風4号については こちら
2023年台風3号「グチョル」・台風4号「タリム」の名前の由来は？
台風3号の名前である「グチョル Guchol」は、ミクロネシアによって名付けられたもので、「ウコン」を意味します。
ウコンは「ターメリック」という名前でも知られており、インドが原産で、黄色い色素を主成分としてカレーなどにも使用されるスパイスです。
また、台風4号の名前「タリム Talim」は、フィリピンによって付けられた名前で、「鋭い刃先」を意味します。
フィリピンはルソン島の南部にあるバイ湖の中に、「Talim Island（タリム島）」という島もあります。
2023年台風3号4号のたまご最新情報と進路予想まとめ
2023年6月6日21時頃、フィリピンの東の海上で台風3号「グチョル」が発生しました。
一時は「強い台風」まで発達し、沖縄に接近もしましたが、6月13日午前3時頃、関東地方の南の海上で温帯低気圧に変わり消滅しました。
7月15日15時ごろ、南シナ海で台風4号「タリム」が発生しました。台風4号は西に進み、ベトナム付近に上陸した後7月18日21時頃、熱帯低気圧に変わり消滅しました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました☆
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